2018年7月6日金曜日


江戸川柳 色は匂へ 「ふ」

 封 切(ふうきり)

箱入を隣の息子封を切り

両親が大切に大切に育てた箱入りの一人娘。親の知らぬ間に箱の封が切られており、封を切ったのは誰かと探してみると隣の息子だったりして、親同士はお互いにびっくり。そこで、

隣から腹帯をした嫁が来る

ということに収まって、めでたしめでたし。

こううまくいけばいいのだが、

隣のが縁付いてからどらになり

どら=放蕩、道楽、道楽者。使用例=どら息子。

何か事情があったのか、箱入りは別の男と結婚をしてしまう。「引き裂かれた恋」で、隣の息子は、どらになる。今も昔もよく聞く話である。



 夫 婦 

二三丁出てから夫婦つれになり    そんな時代よ。

わる口がいやさに夫婦別に出る    隣のおばちゃんがみてるぞ。

女房を大切にする見ぐるしさ     男女格差は凄かった。

夫婦旅昼は道づれ夜はなさけ     真理だ。ありがとう。


 太 股 (ふともも)

ちっとづつ出る太股にけつまづき   男の気力、力が出る。

江戸小咄

「聞いてくりゃれ、今はでな女が通った。まづ腰帯が金襴、ふんどしが緋縮緬に金糸で立浪、折よく嬉しい風が吹いて雪のようなももが見へた。」
「そりやァ定めてきりょうも好かろうの。」
「野暮め、どう仰(あお)のく間があるものか。」

内ももでちらりちらりとわなをかけ   モンロウ、風にのったな。


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