2018年6月26日火曜日


江戸川柳色は匂へ 
 
 「つ」 通 

 やぼにしてゐる事だよと通なやつ

通=遊びや生活において垢抜けして洗練されていること

 先輩の一人にとても通ぶって後輩の面倒を見る男がいた。昼間のお勤めは粋なスーツで、夜の宴席では和服に雪駄という格好で、会を取り仕切り後輩の面倒をよく見た。
 いくら通ぶっても通からははるかにかけ離れていた。男気があって自分の金を気前よく使って、きれいにさっぱりと遊ぶのではなく。
 あとの見返りを計算して、労働組合の金を使い、何といっても人品や風流に欠ける。どうみても通ぶらない方がよい。やぼにしている方がかえって通にみえると思われた。

 垢ぬけて、ダンディーで自分の金を気前よく使って、きれいさっぱりと遊ぶような通の時代はもう過ぎた。

通ぶる人間とは付き合わない方が身のためである。ろくなことはない。


0 件のコメント:

コメントを投稿