2018年6月29日金曜日

江戸川柳 色は匂へ 「む」 

  虫 歯

 物や思ふと人の見る虫歯やみ

 「しのぶれど色に出にけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで」平兼盛
 
 男は様にならないが、女性がうつむき加減に物思いにふけっているように見える様子は、それが虫歯であろうと腹痛であろうと男の心を引き付ける。不思議な心理である。


  

 一反で足らぬと娘はじしめる     今も昔もスリムがいいんだ

 売れかねて鴨居に近き娘あり     バレーもバスケも無かったからね

 いい娘母も惚れ手の数に入り     一番の惚れ手は母さんだよ

 藪入は母のじまんをうるさがり    母さんの宝だもん


 知った方へはあげられぬ娘なり    知らない方へ押し付けよう


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