2018年6月26日火曜日

江戸川柳 色は匂へ  「な」 

  投込(なげこみ)

 なげこみと言て生花しかられる

 投込=共同墓地の異称。死んだ女郎や行き倒れを葬る所。
 三ノ輪の浄閑寺、新宿の成覚寺などは投げ込み寺と呼ばれていた。

 生け花でいう「投げ入れ」を投げ込みと言ってしまえば大変な違いである。このような間違いはよくあることで、結婚式で使う言葉と葬式で使う言葉を取り違えた例が記憶に残る。
「お日柄もよく」「ご愁傷さま」「ご会葬」などなど。

 穴ほりと言って門松しかられる

 墓穴を掘るのを穴掘りというので、「穴掘り」はおめでたい行事では禁句である。

 「投げ込み」という言葉からでも人権の格差、貧富の格差は現代では考えられないほどの開きがあった。江戸庶民の生活は幕藩体制の中でどのようなものであったのか。
幕藩の掟は権力者の自由裁量で決められていた。封建体制を突き崩そうとした明治維新を考えることによって現在の政治体制を見直す材料にしたい。


  仲 人

仲人の夫婦わらいが上手なり        1割は懐に入るぞ

仲人の女房同じく小ざかしく        女房も嘘3百はついとるぜ

しゅうとはじきに死ぬように仲人言ひ    なかなか

仲人はまあなぐさみに見ろと言ひ      無責任な


仲人が來るとかくれる不心得        いい人がいるのよ


0 件のコメント:

コメントを投稿