鸚 鵡
引っこした先も隣にあふむが居
いつの時代も変わらずどこにでも放送局や新聞記者がいる。これが地域社会のコミュニケーションの原点でこの井戸端会議から居酒屋やカフエ、地方議会へと発展してきたわけである。
今一度、井戸端会議を見直す価値があると思う。
井戸端へ人の噂を汲みに行
江戸時代、長屋の女房の楽しみの一つであった。
流石に現代は井戸のない社会になったので、スマホ片手に集まりやすい場所を意図的に設定するとよい。金がかからず楽しいおしゃべりのできる場を見つけよう。
コンビニへ人の情けを汲みに行く
そんなコンビニやスーパーがあると楽しい買い物ができるのになあ。
大一座(おおいちざ)
施主はまだ泣いてゐるのに大一座 よからぬ相談はすぐにやる。
大一座=川柳では多人数で女郎屋に登楼することをいう。葬式帰りや花見や夕涼みのくずれが多い。
町内のぎりさへすむと大一座 なにはともあれ義理とふんどしは。
大一座無理往生は数珠をもち 年寄りの冷や水、ポックリ行くかも。
その数珠はしまってくれと土手で言い 爺ちゃん、それはしまってよ。
人といふものは知れぬと大一座 集団心理は怖い。一人では出来ないことも。
女 湯
女湯へおきたおきたとだいて来る おこしたんじゃないの、 ほんとに。
女湯で赤子を抱いて蓋にする 自然な動きよ。自然、自然。
女湯はからしが浮いてみんな出る 可愛いうんち 這い這い
翁
翁はとびこみ道風(とうふう)はとび上がり とびこんでもとび上がっても一芸の達人
芭蕉翁ぼちゃんといふと立止り 飛び込むべきか
音のした池へ翁のかげうつり 飛び上がるべきか
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