2018年3月16日金曜日

江戸川柳 色は匂へ 「る」


「る」 留守居


踊り子に踊れと留守居むりを言い

 留守居は各藩の渉外担当者の俗称で正式には御城使いなどと言って幕府や他藩との折衝をする役なので宴会が多い。

 宴会で踊り子に接する機会が多い留守居役。

踊り子とは名ばかりで踊ることが出来ない踊り子がほとんどであった。田舎から出てきたばかりの新任留守居役は事情に詳しくないので踊れと言ってしまう。
 そのうちに踊り子の正体を理解でき田舎サムライは軟化していく。今も昔も同じような手を使って、酒と女と金にどっぷりと浸かって堕落していく汚職事件の始まりである。

 人事権と予算権を手にしたときに事件に巻き込まれる人が多いようである。特に公務員と政治家はくれぐれも注意を。気を付けたからと言って無くなるものではないが。

「る」の2 留 守(るす)

憎いこと辛子すってて留守と言い   あの音は辛子味噌、さては。

辛子する=辛子をすり鉢に入れて摺るのは辛子味噌の場合である。
     初鰹には辛子味噌が定番。

留守たのむ人へ枕と太平記    わかるわかる。退屈だもんね。

女房がるすで流しに椀だらけ   男所帯にウジだな。



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