2018年2月1日木曜日

江戸川柳色は匂へ 「へ」

  江戸川柳 色は匂へ 「へ」 

   屁  

  屁をひっておかしくもない一人者

  自由律俳句の代表人物としてよく引用される二人の俳句を連想する。

  咳をしても一人           尾崎放哉

  さてどちらへゆこうかかぜがふく   種田山頭火

 尾崎放哉の原点は江戸川柳にあったのか。「屁」を「咳」にしたところが、
 川柳から俳句へと変化させて、しかも孤独感をみなぎらせた。

  江戸時代は銭湯が大流行した。

  屁をひっておやぼうさんがと乳母とぼけ

  銭湯での人間関係が想像でき、江戸人の人情が彷彿と偲ばれる。


  「へ」の2 臍(へそ)

  かたいやつ臍をほしがる門から出   意志が固いのかいくじがないのか

  臍を欲しがる門=雷門のこと 雷門の裏門は、吉原に通じる

  よい思案雷門を二度通り       よくよく考えてやっぱり

  恋しさは親父の臑(すね)に母の臍  かじれるものはかじるがいい

 すねをかじり、臍くりをあてにして生きた若旦那か。結構いい親父さんになっている
 もんだよ。



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