2018年1月11日木曜日

江戸川柳色は匂へ 「ほ」


江戸川柳 色は匂へ 「ほ」 

 惚れる 

 ほれたとは女のやぶれかぶれなり

 貝原益軒の女大学が幅を利かせていた時代に、女の美徳として女から「惚れた」というのはよほどの覚悟がいる。
 現代でも女性の方から告白するときは、男性の方にそれなりの態度があってのことであり、これで男性が逃げていけば大変なことになる。男は覚悟しなければならない。「やぶれかぶれ」の生活がもうそこまでせまっている。怖いことである。

 棒

 棒の手を見せるが客へちそうなり   見事な麺棒さばき

 家の親父さんは手打ちうどんや手打ちそばはプロ並みであった。地方公務員にしておくのはもったいない腕を持っていたが腕を生かさないままに終わった。それもいいか。

 そばを打つ音もちそうの数に入り   音がちそうになるのは少ない。

 棒の中めんぼくもなく酔は醒め    辻番や自身番の棒ではね。

 棒ほどの事針ほどに母かばひ     棒大針小の母心、いいね。





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